貧困層が集まる村で住人が相次いで死亡した。司法解剖の結果、遺体からは毒薬が検出され、何者かに毒殺された可能性が浮上した。

サニーは事件直前までに異変がないか聞き込みを続けた。すると外部の人物が貧困支援に現れたころから異変は起きたという。その人物はホールドという名でサニーはホールドを呼び出した。

「俺はそんなことしませんよ!大体生活に困ってる人を何で殺さなきゃならないんですか?」
ホールドは真っ向から否定した。しかし遺体から検出された毒を調べると村の外から持ち込まれた可能性が高く誰かが食料に混入した疑いは確実だった。サニーはホールドからさらに話を聞くと食材は自ら調理して村に持ち込んでたというのだ。

製造過程で何かが起きてると予想したサニーはホールドの自宅を家宅捜索した。しかし薬物らしいものは出てこなかった。犯人は別にいるのか・・・一瞬そんなことが頭をよぎった。

それでも調理された食品を検査にかけると毒物が検知された。一見普通の食品なのになぜ毒が・・・捜査が行き詰まりかけた時だった。

ふと部屋の中を見ると壁に不自然なくぼみがあることに気づいたサニーはくぼみを引っ張ると隠し部屋が現れた。その中から大量の毒薬が出てきたのだった。

「証拠は掴んだわ。」
追い詰められたホールドは全てを明かした。

「俺は貧乏人が大嫌いでね、見てるとむかつくから助けるふりして毒殺したのさ。」
ホールドの本性を聞いた住民は驚きと怒りを見せ、彼に詰め寄った。するとホールドはライフルを突き付けた。

「うるせえんだよ!!貧乏人は貧乏人らしくおとなしく野垂れ死ね!!」
ホールドはライフルを発射した。サニーは即座に押さえ込もうとするが、動きが素早く身動きが取れない。

銃声が止むと無数の遺体が散乱していた。サニーは怒りのあまりマシンガンを発射するとホールドも反撃し、壮絶な銃撃戦が繰り広げられた。

互いに譲らぬ接戦が続く中サニーは隙をついてホールドを殴り飛ばすとその場で身柄を拘束し、そのまま護送したのだった。

終わり

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